学習に限らず、人生の中で「何かをやり遂げる、達成する」という事はとても重要ですね。
ゴールを定めない限り、「道のり」や「目標」が見えてきません。
今回は「計画の立て方」のコツをお伝えします。
1.「ゴールを達成した明確なイメージを持つ!」
2.「ゴールまでの道のりを"細かく"する!」
の2点が今回の"コツ"となります。
1.「ゴールを達成した明確なイメージを持つ!」
a)イメージの正体を思い出せ!
「効率良く簡単に暗記を行う方法」で解説しましたね。
イメージの正体=五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の情報です。
明確なイメージとは「ゴールを達成した時の"明確な五感の情報"」を指します。
ゴールを達成した時は
「どんな景色?」
「どんな声が聞こえる?」
「どんな心情?」
「誰がどんな反応をしている?」
「どんな風を感じる?」
というような明確な映像と五感をプラスしたイメージをしっかり持つことが達成には"極めて"重要です。
イメージが明確にある → (モチベーションUP) +(達成するための目標が立てられる)
b)ゴールはナビの目的地!
カーナビを使う時に最初に設定するものは何でしょうか?
お分かりですね?
「目的地(ゴール)」です。
「目的地」がないとそこまでの道のりが出てきませんよね?
また「目的地」に着いたとしても「場所の名前(例:すき家)」だけだとします。
着いたとしても情報が少ないため、「すき家」は何店舗もあるし本当に着いたか不安になりますよね。
そのために目指す「すき家」は
「すき家の何店なのか?」
「どんな形?」
「周りに何がある?」
というような細かい情報があればあるほど迷わず着くことが出来ます。
つまり明確な目的地でないと、それを達成するための道のりを導くことが出来ないのです。
c)高校や大学に入ったら!
高校受験の時、高校に入ったら「この部活に入るぞ!」と決めて勉強をしていました。
中学の先輩と会って話を聞いて、高校のイメージを膨らませていました。
大学受験の時、大学に受かったらどんな生活をするかという事を細かくイメージする時間を一日20分ほど取っていました。
「どんなキャンパスを歩いているのか?」
「どんな部活には入るのか?」
「どんな授業を受けたいのか?」
「一人暮らしの部屋のレイアウトは?」
今は有り難いことに”インターネット”があるので行かずしても、グーグルアースで写真が見れたり、オープンキャンパスがあったりとイメージするための情報がたくさん有ります。
高校や大学に通っているというイメージはとても強く出来ていたことも、私が合格できた理由の大きな一つです。
d)どんな景色かな?
もうひとつ面白いイメージが関連する経験を教師時代にしました。
僕はとある運動部の顧問をしていました。
個人競技なのですが、その時にとある質問を投げかけました。
「優勝して表彰台に登ったらどんな景色かな?」
面白いことに結果を出した子供達は、「部員のみんなが拍手してくれて、それを見渡していて、先生が写真を撮ってくれてる、やりきった感が凄くあって、終わったら次の地方大会のための練習を考えている」って感じかなぁと。
達成したイメージがとても明確で、
優勝するような子は「風の感覚」「メダルや賞状の質感」
までイメージしていました。
「わからないなぁ」という子はあまり結果が出ていませんでした。
これも目的地のイメージの強さがゴール達成に大きく関連する例の一つだと思います。
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2.「ゴールまでの道のりを"細かく"する!」
a)100kgのお米
「今から100kgのお米を食べてください」という課題があったとしてください。
あなたはその瞬間、どう感じましたか?
「えっ、多い!!無理やろ!!」と抵抗を感じましたか?
無意識に「一気に食べないといけない」という想像をしたならそうなると思います。
しかし、この課題は今からとは言われていますが「期限は設定されていません」
課題が与えられても「どうしたら出来るか考える人」はこう考えるでしょう。
例えば、1日2食で250g(=大体茶碗一杯)のお米を食べ続けたとしましょう。
100(kg)/0.5(kg)=200(日)
いつも通りの量の食事で200日食べ続ければ、100kgという課題は達成できるということです
これが分かれば一日2食で250gという
ゴールを達成するための「目標」を決めることが出来ます。
計算したら当たり前じゃないかと言われますが、
果たして多くの人はこのように考える習慣があるのでしょうか?
意外と見たそのままの印象の判断で決め付け、実行に移せない人が多いです。
これは「"細分化"する」というコツです。
この"細分化"を行う上でのポイントは3つあります。
point1:「細かくして積み重ねたら大きな結果となる」
point2:「何をどれだけ続けたらいいのか、ゴールまでの道のりが明確になる」
point3:「自分の脳に"これなら出来そう!"と思わせるサイズに細分化する」
の3点が大きなポイントです。
b)「細かくして積み重ねたら大きな結果となる」
学習においては"暗記"を思い出しましょう。
コツの中に「時間より回数!」というコツがありましたね。
(何度も記憶を呼び出すことが暗記において最も重要なコツです。)
a)1日7H勉強を行う、6日間はなにもしない
b)1日1H勉強を毎日続ける
どちらが身に付けると思いますか?
コツから考えると b) だと分かると思います。
同じ量の勉強時間なのに"細分化"を行うだけで得られる"結果が異なる"というのはおもしろいですね。
勉強は毎日少しずつ効率良く!自分のペースに合わせて"細分化"することが重要なのです。
c)「何をどれだけ続けたらいいのか、ゴールまでの道のりが明確になる」
人間は分からないことに対して、「不安」「恐怖」「やる気の減退」が起こるように出来ています。
人間の生理的な自己防衛機能の働きによるものです。
「迷う」ことは脳を思考させ、エネルギーを消費させます。
無駄なエネルギーを消費させないように「その行動をしない」方向へと流れるのです。
「職員室の呼び出し」は何を言われるか「分からない」から「不安」になるのです。
「お化け屋敷」はいつお化けが出てくるか「分からない」から「恐怖」なのです。
「コンビニを目指して」どこで曲がれば良いか「分からない」から「やる気が減退する」のです。
"褒められる"と分かっている「職員室の呼び出し」は不安ですか?
"明るくてどこでどんなお化けが出るか"が分かっている「お化け屋敷」は恐怖しますか?
"1分歩いたら着くと分かっているコンビニ"に行くことはやる気がなくなりますか?
「明確に”分かっていれば"」その分のエネルギーを「学習」に使う事が可能になるのです。
d)「自分の脳に"これなら出来そう!"と思わせるサイズに細分化する」
c)でもあったように人間は出来るか「分からない」ことに関してはブレーキがかかるようになっています。
物事の継続の上で最も大事なことは「出来そう!」と思うことです。
「出来そう!」に大切なのは"細分化"することです
「1時間机で勉強を行う事」が当面のゴールだとしましょう。
「1時間、机で勉強が出来ない」のなら「10分はどうでしょう?」
「10分が無理なら5分は?」どうでしょう?「1分は?」
「机の上で勉強が出来ない」のなら「5分机の上でゲームをすることは?」
という形で「1時間、机で勉強するためのゴールまでの道のり」を「細分化」して抵抗がなくなるサイズに
していくことが重要なポイントです。
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3.まとめ
1.「ゴールを達成した明確なイメージを持つ!」
・明確なイメージとは「ゴールを達成した時の"明確な五感の情報"」
・イメージが明確にある→ (モチベーションUP) +(達成するための目標が立てられる)
2.「ゴールまでの道のりを"細かく"する!」
point1:「細かくして積み重ねたら大きな結果となる」
・同じ量の勉強時間なのに"細分化"を行うだけで得られる"結果が異なる"
point2:「何をどれだけ続けたらいいのか、ゴールまでの道のりが明確になる」
・人間は分からないことに対して、「不安」「恐怖」「やる気の減退」が起こる
・「迷う」ことは脳を思考させ、エネルギーを消費させる
point3:「自分の脳に"これなら出来そう!"と思わせるサイズに細分化する」
・「細分化」して抵抗がなくなるサイズにしていくことが重要なポイント!
以上がゴールと目標設定のコツでした!
ぜひ日常に役立ててくださいね!
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